ガッキー可愛い！映画『くちびるに歌を』新垣結衣、木村文乃、桐谷健太の感想・レビュー・考察・ネタバレ要約解説

『くちびるに歌を』は、アンジェラ・アキの名曲「手紙 ～拝啓 十五の君へ～」をモチーフにした中田永一の小説を、新垣結衣主演で映画化した作品です。新垣結衣が演じる元天才ピアニストの音楽教員・柏木ユリが、故郷の長崎県・五島列島の中学校の合唱部で顧問を務めることになる物語が描かれています。映画の魅力は、まず新垣結衣の演技です。彼女は、教師とは思えないぶっきらぼうな性格のユリを見事に演じており、観客は彼女の成長や変化に共感できます。また、初めての教師役に挑んだ新垣結衣の演技は、彼女の新たな一面を垣間見ることができる貴重な機会となっています。さらに、物語の中心となる「15年後の自分へ宛てた手紙」という課題を通じて、生徒たちが抱える悩みや葛藤が描かれることで、心に残る感動的なシーンが生まれています。青春時代の切なさや美しさが繊細に表現されており、観客は自身の青春時代を思い出すことでしょう。また、監督の三木孝浩は、青春映画の名手として知られており、本作でもその手腕が発揮されています。彼の緻密な演出により、登場人物たちの心情や人間関係が丁寧に描かれており、物語に深みが生まれています。『くちびるに歌を』は、新垣結衣の素晴らしい演技と、心に残る感動的なストーリーが魅力の映画です。青春時代の切なさや美しさを感じたい方には、ぜひオススメの作品となっています。