【VODで読める電子書籍】『親が認知症になる前に読む お金の本(速水 陶冶[著])』の紹介

どもども、さむたろうです^^

動画配信サービス(VOD)で読めるおすすめの電子書籍や雑誌、漫画などを紹介しています。また、目的別にVODを選べるようにまとめた記事も載せているのでVOD選びの参考にしてくださいね^^

この問題に長年携わってきた現役司法書士ならではのノウハウが詰まった、将来へ向けた必携の1冊!
あなたの親や家族が築き上げてきた財産が狙われている!意外なことに金融機関や身近にいる知人・親族による悪質行為が平然と行われている現実が。ワルイ奴らから大切な人を守るための対策方法を収録。

はじめに
お年寄りの財産を狙った悪質行為があとを絶ちません。
こうした悪質行為というと、みなさんは、新聞やテレビのニュースを騒がせている「振り込め詐欺(オレオレ詐欺、架空請求詐欺、還付金等詐欺等)」などの犯罪を真っ先に思い浮かべるかと思います。
確かに、振り込め詐欺を含む「特殊詐欺」(面識のない不特定の人に対して、電話その他の通信手段を用いて、預貯金口座への振り込みその他の方法により、現金等を騙し取る詐欺)の被害は大きく、その被害額は、毎年400億円近くになっています。
しかし、お年寄りをターゲットにした悪質行為は、振り込め詐欺などに限ったことではありません。
本文の中で詳しく触れますが、テレビコマーシャルなどでよく見かける大手銀行や生命保険会社、あるいは身近にいる知人や親族によっても行われています。「え?」と驚かれるかもしれませんが、それが現実なのです。ニュースになるような事件は、氷山の一角に過ぎません。
私は、司法書士という職業柄、認知症などにより判断能力が弱ってしまった方をサポートする「成年後見人」として、日々お年寄りの財産管理に関わっています。そこで目の当たりにしたのは、とても多くのお年寄りが、こうした被害に遭っているという現実です。老後の資金として貯めていたものを、ほとんど失ってしまったという話も聞きます。
お年寄りがこれまで懸命に働いて築き上げた財産を、あらゆる人や団体が虎視眈々と狙っているのです。
比較的ニュースとして取り上げられる訪問販売などの「悪質商法」や、振り込め詐欺などの「特殊詐欺」については、警察や行政が、各種対策や広報活動に力を入れています。しかしながら、目に見えた成果が上がっているとはいい難い状況です。まさに、やりたい放題といっても過言ではありません。
一方、金融機関や身近な人による悪質行為については、被害を食い止めることができているでしょうか。答えは「ノー」です。
表面上は「当事者間の合意」を装っていることが多く、表立って「事件」として認識されることがないため、警察の介入もなく野放し状態となっているのです。 こうした現状を少しでも変えるために、私にも何かできることはないか? その想いが本書の執筆に至った動機です。
私自身、一人で暮らす高齢の母親がいます。幸い私の母は、今はしっかりしており、こうした被害には遭っていませんが、過去には自宅に振り込め詐欺と思われる不審な電話がかかってきたり、怪しい人物が訪ねてきたりということもありました。
母は、このとき適切な対応をしたことにより、被害を受けることはありませんでしたが、誰もがそのように対応できるわけではありません。それに母もこれから年を重ねていく中で、ずっと適切な対応をし続けられるとは限りません。
こうした行為をする人間に対しては、私自身、激しい憤りを覚えますが、怒っているだけでは何も変わりません。具体的な対策を講じる必要があります。なお、本書では、こうした他人による財産侵害のほか、認知症のために「親の財産を親のために使えない」といった、お年寄りの「財産凍結」によるトラブルが、もう一つのテーマとなっています。 こちらも、いざ親のためにお金が必要なときに「銀行でお金を下ろせない」「家を売れない」などが切実な問題となっていますが、残念ながら認知症によって本人の財産が動かせなくなるといった事実も、世間ではあまり認知されていません。
本書では、これらの対策として、私が経験した実例をもとに、できる限り具体的に、すぐに使える方法を記しました。法律の話も出てきますが、少しでも分かりやすく書くように努めました。
ぜひ、本書を活用してあなたの大切な人を守ってください。
年老いた親が、今後、お金に関する「悲劇」に遭遇しないためには、あなたのサポー トが絶対に必要です。

目 次
はじめに

第1章 司法書士は見た! 高齢者に忍び寄る負の事件簿
その1 知人・友人、見知らぬ人からお金を吸い取られていく……池田元子さんのケース
その2 姉が母親の預貯金を自由に使い、遺言書も作成 沢田祐子さんのケース
その3 親切な若い男性が現れ、養子縁組を結んだ男性が詐欺師だった 加藤シゲ子さんのケース
その4 信託銀行や保険会社に吸い取られる高齢者の資産 佐久間昇さんのケース
その5 病気の親に代わって、親のお金を引き出せない! 渡辺浩二さんのケース
その6 母親の遺産相続で、兄弟間でトラブル発生 太田美智子さんのケース

第2章 これで万全! 悪徳商法から身を守る方法
その1 親の健康状態をチェックする
その2 親子の関係を良好に保つ
その3 兄弟間の関係を改善する
その4 社会福祉協議会の「地域福祉権利擁護事業」を活用する
その5 親のメインバンクの暗証番号を聞いておく
その6 税金対策をしておく
その7 不動産の売却も視野に入れる
その8 高齢者にとって、信託銀行は利用価値はない
その9 親が認知症だった場合の対処法
その10 高額商品の返品は、クーリング・オフ制度を使う

第3章 成年後見制度で親の財産を守る
財産管理や身上監護のできる成年後見人/この制度を使えば、多くの犯罪行為から認知症の親を守ることができる/成年後見制度を安直に使っては後悔することに/年間24万円以上の報酬が発生することに/専門職後見人が選任されると、全財産は後見人が管理する/成年後見監督人が選任されることもある/この制度を使えば、途中でやめることはできない/成年後見制度の活用を視野に入れるときがある/後見制度支援信託を使えば、子供でも後見人になれる/親族後見人の不正が増えて、専門職後見人が増えていった/12年にスタートした後見制度支援信託/後見制度支援信託の手続きは20万円程度/成年後見人になったら、領収書などはすべて残す/遠くに住んでいる場合は、専門職後見人の利用を視野に入れる/独り身世帯は、成年後見制度で救う

第4章 任意後見人制度と遺言書で親と家族を守る
任意後見制度は、本人が後見人を選べる/本人が認知症になっていない段階からフォローしてもらえる/任意後見制度には「即効型」など3つの種類がある/任意後見制度を使うと、必ず任意後見監督人が付く/任意後見制度でないと納得できない人もいる/これからの時代、遺言書は必須なツール/遺言による相続は、法定相続に優先する/認知症の親がいても、遺言書があれば、スムーズに相続できる/自筆証書遺言書の仕組みが変わり、便利に/自筆証書遺言が法務局で保管されるようになった/「相続人がいないケース」も遺言書が有効になる

第5章 家族信託で親と家族を守る
妻の姪は、夫の法定相続人にはなれない/遺言書では「次の次」の行き先は決められない/「家族信託」は自由度の高い制度/家族信託であれば「次の次」の行き先が指定できる/預貯金の信託は、受託者の金融機関の口座を作る/預貯金信託の契約書は、税務署対策ともいえる/「相続の遺留分」は議論が分かれている/不動産売却の場面でも有効な家族信託/法務局で不動産の名義を委託者から受託者に変える/アパート経営を行っている場合も家族信託が有効になる/家族信託の信託契約書の作成は数十万円かかる/自由度が高いだけに、本当に信頼できる人を受託者にしないと危険/家族信託は、その範疇に「身上監護」は含まれない

おわりに

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【文字起こし】『親が認知症になる前に読む お金の本(速水 陶冶[著])』あなたの親や家族が築き上げてきた財産が狙われている皆さんどうもこんにちは本要約チャンネル納涼です本日ご紹介する本は早水とうや先生の親が認知症になる前に読むお金の本です昨今お年寄りの財産を狙った悪質行為が後を絶ちませんこうした悪質行為と言うと多くの人は新聞やテレビのニュースを騒がせている振り込め詐欺などの犯罪を真っ先に思い浮かべるかと思います確かに振り込め詐欺を含む特殊詐欺の被害は大きくその被害額は毎年400円近くになっていますしかしお年寄りをターゲットにした悪質行為は振り込め詐欺などといった違法行為に限ったことではありません実はテレビコマーシャルなどでよく見かける大手銀行や生命保険会社あるいは身近にいる知人や親族によっても行われているんです本日ご紹介する内容は以下の通りです第1章オレオレ詐欺よりも悪質高齢者を狙うハイエナたちの手口第2章親の財産を守るために子供がすべきたった一つのこと第3章この動画を止めて今すぐお家のまるまるを聞いて皆さんはきっと認知能力が低下しつつあるお年寄りを狙うなんてけしからんと思いでしょうしかし怒っているだけでは何も変わりません私達一人一人が具体的な対策を講じる必要があるんです本書ではあなたの親やご家族の大切な財産を守るための方法がわかりやすく具体的に書かれていますご高齢の親御さんがいらっしゃる方も多そうではない方もぜひ最後まで見ていてくださいそれではさっそく参りましょう第1章オレオレ詐欺よりも悪質高齢者を狙うハイエナたちの手口親の財産を守るための具体的な方法について勉強する前にまずはお年寄りをターゲットとした悪質行為の実例を見ていきましょう冒頭で申し上げた通りここでお話しするのはオレオレ詐欺などといった刑法上の犯罪ではなくより身近な人たちによる悪質行為です警報で裁くことができないという点で詐欺よりももっと質が悪いと言えるかもしれませんひとつ例を見ていきましょう1935年生まれの A さんは東京中野区の居酒屋兼住宅で内縁関係の男性と暮らしていました A さんはいつも周りに気遣ういい人として知られていました彼女は3度の結婚を経験しておりこれまでに授かった子どもたちは3人飲食業を経営したり布団販売の仕事についたりと苦労を重ねながら子供達を育て上げましたそうした苦労があったからこそ人に対して気遣いの出来る優しい心を持つようになったのでしょう一方 A さんのパートナーの男性も気前の良さで知られた人でしたそれだけに二人の周囲には多くの友人や知人がいました自宅を兼ねる居酒屋は男性が30年以上前に始めたお店でいつも常連さんで賑わっておりそれだけにつけ払いは日常的で時には今日はいいよっとお客におごることもあったそうです人にお金を貸すことも決して珍しいことではありませんでしたもちろんこれまでは借りた側はしっかり返済しトラブルが生じたことはありませんでしたえーさん達とその知人友人の間には深い信頼関係が築かれていたんですそんな関係が崩れ始めたのは2012年の頃からでした知人に言われるがままお金を渡したり貸したりする機会が以前より増えそれらのお金が返ってこないケースが出てきたんです実はこの時期二人には認知症の症状が出始めていました認知症の症状の一つに近い体験の全体がすっぽり抜け落ちるというものがあります私たちも前日の夕食について何を食べたか思い出せないということはありますよねですが認知症では夕食を食べたという事実自体を忘れてしまうんですつまり認知症の人にとって夕食を食べたことはたくみに覚えのないことになってしまうんですさて認知症 ある人なら本人が忘れていても私はあなたから借りたから返しますとしっかり返済するでしょうが世の中いい人ばかりではありませんよね催促されないからまあいいかという人が出始めたんですコースター二人の異変は少しずつ周囲に知れ渡り悪巧みをする人がぞろぞろと増えていきましたこうなるともう歯止めが効きません今度はあなたにお金を貸しました返してくださいという嘘を言う知人が現れたんです自らの認知力の低下を自覚している A さんは知人に迷惑をかけたくない気持ちから言われるがままお金を渡してしまいますさらには二人とは全く面識のないものもハイエナのように忍び寄ってきました着物や布団などを扱う業者がセールスに行ってきたり注文していない商品が代金引換で配達されるようになったんですこれらに対して二人は自分が購入したのだと思い込みどんどんお金を払って行きましたこのように代引きで商品を送りつける手法を送りつけ商法といい多くの高齢者が騙されてしまう手口ですさらに A さんの自宅には膨大な数のダイレクトメールが届くようになりますこのような事例は皆どこかの悪徳業者が認知症の疑いのある人の情報を集めた名簿を作り高い値段で売りさばいているために起こりますちなみに有名な振り込め詐欺でもこうした名簿が使われていることが多いと言われています挙句の果てには A さんとは全く面識のない人が金を返さんかコラと自宅に怒鳴り込んでくるようになったと言いますもはや二人はこのような悪巧みをする人たちの格好の餌食となってしまったんです結局 A さんはある銀行員の気づきによって区役所に連絡がいき社会福祉協議会が関わることで最悪の事態を食い止めることができました社会福祉協議会とは都道府県ごとに設置されている非営利組織のことで様々な面で住民の社会福祉の推進に取り組んでいますですが皆さんはここで疑問に思われるかもしれません確か A さんには3人の子供がいたはずですよね普通に考えれば実の親が窮地に陥っているのですから誰かしらが駆けつけて助けてあげても良さそうなものです通報を受けた社会福祉協議会も3人の子供が行方知らずであることに疑問を覚え親族関係を調べて行きましたしかしなかなか連絡先をつかむことができません E 3とその3人の子供はそれほどまでに疎遠になってしまっていたんですようやく次男の連絡先が判明しましたが彼はあまり A さんの件に関わりたくない様子だったそうですこのまま本件を次男に押し付けても事態は改善するはずがありませんそこで社会福祉協議会は成年後見制度の活用に踏み切りますそして成年後見人として選ばれたのが本書の著者であり司法書士である早水先生でした成年後見制度とは成年後見人が本人に代わって各種契約などを行えるようになる制度のことです本人にとって不利益な法律行為の取り消しを行うこともできます認知症などで判断能力が低下した場合預貯金の管理が難しくなりますがその時に銀行からお金を引き出すなどのフォローをすることもできますこうして A さんはなんとか助かることができましたがこのような事例は氷山の一角に過ぎません世の中には A さんのように悪い人たちのカモにされながら誰にも助けてもらえず財産を横取りされるがままになっている高齢者が数多く存在するんですもしかしたらあなたのご両親や将来のあなた自身もこうした悪質行為のターゲットになってしまうかもしれません続く第2章以降ではそうなってしまわないための具体的な対策法について述べていくことにしましょうその前に一旦対処をまとめておきますポイント1最近はオレオレ詐欺などの不法行為ではない知人や友人によるお年寄りを狙った悪質行為が増えているポイントにそうした悪質行為には認知症の疑いのある人からお金を借りて踏み倒すありもしない借金の返済を求める買ってもいない商品を代金引換で送りつけるなどといった手口があるポイントさん本人が子どもや親族と疎遠である場合区役所や社会福祉協議会などの連携 このようにうまくいくとは限らない第二章親の財産を守るために子供がすべきたった一つのことさて第1章で見たようなケースは高齢者を狙った悪徳行為のうち氷山の一角にすぎませんそれに悪徳行為に手を染めるものは当事者の知人や友人のみではありません最近話題になったかんぽ生命保険の不正販売問題のように誰もが知っている金融機関や保険会社であってもあの手この手を使ってお年寄りに高額な商品を売りつけようとしてきますこうした人たちが行う行為はオレオレ詐欺などと違ってあくまで違法行為ではなく私たち一般人が彼らの行為をやめさせることはできませんそうであるならばこうした人たちから自分の親を守るために必要なのはただ一つ子供が率先して親に似た花はあり会うことです第1章で見た事例を思い出してみましょうねーさんの問題は彼女が認知症を患ってしまったことに端を発していましたとはいえ認知症は治療法が存在せず現代医学では食い止めることができない病ですですがたしかに A さんが認知症になるのは避けられなかったとしてももし子供たちの関与があればあれほどまでに悲惨なことになってしまうのを避けることができたはずですつまり親の財産を守るために必要なのは子供が注意深く親を見守ることなんですこう言うとうちの親は認知症にならないから大丈夫という人がいますですがそれは大きな誤りです日本の65歳以上の高齢者のうち2勝を患っているのは2012年時点で約462万人いましたそれが200025年には730万人にまで増加現在では65歳以上の5人に1人が認知症を発症すると推計されていますつまり誰であっても認知症になる可能性はあるということを念頭にご自身の親が認知症であるかどうかを定期的にチェックする必要があるんです親と同居したり近所に住んでいるなど日常的に親と接していればちょっとした変化でもつかみやすいものですしかし親元から遠く離れて住んでいる場合は親の健康状態は把握しにくいのが正直なところです特に認知症の場合電話越しで確認するのは困難です親の異変に気づくにはやはり実際に会ってできれば数日間一緒に過ごす機会が大切です認知症は初期の段階では正常な状態を保っていることが多く弔辞完成してみないと気づけないばああいも多いんですまた一緒に過ごす場所は親の家がベストですなぜなら親の認知症のチェックだけでなく家の中の状態もチェックできるからです第1章で触れたような業者のダイレクトメールが届いているような場合はすでに悪徳業者に目をつけられている可能性が高いと言えます不要な商品が送り届けられていないかをチェックすることもできますさらに同じものを大量に買い込むといった認知症特有の行動にも気づくことができるでしょう第1章の A さんのように高齢者が悪徳行為の被害を被るケースでは統計的に親子関係が疎遠な場合が多いと言われています親子関係が疎遠だと高齢の親は寂しさを感じそこにつけ込んだ悪徳業者に騙されやすくなってしまうためですとはいえただ子供がいればいいと言うのではありません内閣府の2017年版高齢者白書によれば65歳以上の1人暮らしの男女に頼りたいと思う相手について聞いたところ子供がいない男性の35%子供のいない女性の21.5%がいないと答えています興味深いのは子供がいる高齢者であっても男性の21.5%女性の11.7%がいないと答えている点ですつまり世の中には何かあった時に子供を頼ることができないような親子関係が良好でない高齢者が多いということですこうした状況で配偶者などの頼れる存在がなくなってしまうとそこに親切にしてくれる他人が現れれば高齢者はその人に頼るようになりますそしてその人が悪意を持った人であれば間違いなく騙されてしまうんですそうは言っても自分はもう親とは関係ないからという人もいらっしゃるかもしれません もし親の財産がしっかりあれば将来そのお金で本人を有料老人ホームに入所させることができるでしょうしかし親の財産が悪い人に吸い取られてしまったらどうでしょうかそうなれば子供であるあなたが親の面倒を見なければならないんですこのようにたとえ親子関係が疎遠だとしても親と関わらざるを得ないことは将来必ずありますそうだとすれば始めから良好な関係を築くことが一番なのではないでしょうか一緒に買い物を楽しんだり孫を連れて行く回数を増やしたりなど今よりも関係性が深まるようにすれば結果的に金銭面でも精神面でも全ての面で得することになるんですまた兄弟がいる方は親が元気なうちに兄弟間の関係をできるだけ良好にしておきたいものです兄弟間のもつれは親の老後を支える上で弊害にしかなりません若い方の中には兄弟の関係なんていいに決まってるじゃんと思う方もいらっしゃるかもしれませんしかし現実はそう甘くはないんです司法書士である著者のもとには相続や遺言書作成の相談に訪れる方が多くいますそのような人たちがお母さんの面倒を全く見なかったお姉ちゃんが私と同じ割合で相続できるなんて納得できないとか兄貴が親の金を使い込んでるとか妹が親にべったりしているのはお金を独り占めしたいからだなどといった不満を漏らすケースが後を絶たないと言うんです例え一件仲がいい兄弟に見えてもいざ相続となるともめてしまうケースが想像以上に多く著者にとっては兄弟間の関係が悪いのは普通のことであるそうですとはいえ普通だからそれで構わないというのではありません兄弟関係が悪いままの状態は当然避けるべき事態です家には財産なんかないから関係ないという人もいらっしゃるでしょうですが遺産分割の際にトラブルが発生するのは実は親が資産家でないケースの方が多いと著者は言います司法統計年報によると遺産相続で裁判沙汰になるケースは2015年で年間15000件に達しこの家遺産額が5,000万円以下のケースが76%を占めるといいますさらにそのうち約半数は遺産額が1,000万円以下のケースですつまりいざとなればたとえ高額でなくてももめてしまうのが人間の性なんです相続トラブルが起こると遺産分割はかなり面倒になり兄弟全員が疲弊することになりますそうなれば兄弟間の関係修復は永遠にの雨なくなるでしょうそうした事態を避けるためにも親が元気なうちに兄弟関係を良好にしておくことが大切なんですさてということで第2章をまとめておきましょうポイント1自分の親が高齢者をターゲットとした悪質行為の被害にあわないためには親子関係を良好に保ち一緒に過ごす時間を長くすることが大切であるポイントに親の家で数日間過ごす機会を設けることで親との関係を良好に保つのみならず親が認知症ではないかどうかのチェックやお菓子な業者が出入りしていないかどうかの確認をすることができるポイントさんたとえ少額であっても遺産相続の際に兄弟がもめるケースは多くそうしたトラブルを避けるためにも親が元気なうちに兄弟関係を良好にしておくことが大切である第3章この動画を止めて今すぐお家のまるまるを聞いて第2章では将来的に自分のものとなるであろう親の財産を守るためには何よりもまず親子関係を良好に保つことが大切であるということを勉強しましたとはいえ実際のお金の問題はそういった精神論だけで片付けられるものではありませんこの動画の最後となる本書では親の財産を守るために私たちがやらなければならないより具体的な対策について述べていきたいと思います親の財産を守る具体的な対策その1親のメインバンクの暗証番号を聞いておける認知症になれば判断能力が低下することでこれまで普通にできていたことでさえ途端にできなくなりますそうなればキャッシュカードでお金を引き出すことさえ困難になるんです ATM が操作できなくなるばかりか近所の銀行まで自分の足でたどり着くことさえ不可能になってしまう 子供が代わりに銀行の窓口に行って親のお金を下ろしたいのですがと言ったらどうなるでしょうか結論から言えば銀行ではほぼ100%ご家族がいらっしゃってもお金の引き出しはできませんと断られてしまいますその理由は簡単で親を騙して子供がお金を引き出している可能性がゼロとは言い切れないからですもしここで引き出しを認めてしまえば日があるのは銀行になります銀行としてはそんなリスクは負いたくありませんですがとても簡単な解決策があります親が元気なうちにメインバンクの暗証番号を聞いておけばいいんですたったこれだけで親の財産をしっかり守ることができるようになりますそれはちょっと聞きにくいなあと思う方もいらっしゃるかもしれませんですがいいさん認知症になってしまえば手遅れですご両親がご高齢の方は一旦この動画を停止して今すぐお家に電話をかけ暗証番号を聞き出しましょうできれば振り込め詐欺と間違われないように直接会いに行ければさらに良いでしょう親の財産を守る具体的な対策二つ目定期預金は親が元気なうちに解約せよこの超低金利の時代定期預金は百害あって一利なしと言えるでしょう定期預金の金利は現在平均0.01%から0.02%程度で0.001%の普通預金とはっきり言って違いがありませんにもかかわらず定期預金は容易に引き出すことが出来ず私たちにとって何一つメリットがないんですそんな定期預金を持つ親がもし認知症になってしまったらどうなってしまうでしょうか定期預金は親の委任状がない限り子供が満期前解約の手続きをすることはできません皆さんの親世代が定期預金を使うのは自動継続というからくりのためで金利が6%を超えたバブルの頃から多額の預金を定期に入れぱなしにしている親も多いはずですそんな親が万が一認知症になってしまえば子供としては相当な痛手となります定期預金が満期となる時期が近ければいいですがまだ先であるなら親の健康状態を見て解約の判断をする必要があります満期前解約を選択したら通帳と届出印本人確認資料を持って銀行で親自身が手続きをすることになります委任状があれば子供でも解約することができますいずれにせよ親が元気なうちにきちんと話し合っておく必要があります親の財産を守る具体的な対策その3税金対策をしておけ先ほどから申し上げている通り認知症になれば親は自分で金を管理することができなくなりますお金を管理することができないというのは銀行からお金を引き出すことができなくなるだけではありません相続税の対策もできなくなってしまうんですご存知の通り相続税とは亡くなった親の財産を引き継ぐ際に発生する税金のことです相続税の対象となるのは預金や現金だけではなく土地や建物を有価証券生命保険など個人が有していた財産全般が対象となりますこのように現金だけでなくあらゆる財産が対象となる上2015年からは基礎控除額が大幅に引き下げられ今や相続税は富裕層のみならず国民のほとんどが一生に一度は支払うものとなりつつありますこのような相続税に対し親が元気なうちに対策しておく必要があるんですなぜなら相続税対策はゆっくり長い年月をかけ絵で行う必要があり認知症になってからでは遅いからです相続税対策の基本は暦年贈与です暦年贈与とは一年間に贈与を受けた金額が110万円以下であれば贈与税の申告が不要になる仕組みのことです贈与税は税率の高い税金の一つであり例えば二千万円の贈与では600万円近い税金がかかりますしかしこの二千万円の贈与も一年に110万円ずつ18年間かけて行えば税金はゼロにすることができるというわけですさらに暦年贈与は法定相続人以外でも使うことができます例えば長男の妻や妻の妹なども利用することができるんですただし落とし穴もあり暦年贈与は死去前3年間に受けた贈与は認められませんこのためとにかく早めに対策をお返しすることが何よりも大切なんです 雪などに入所することになった場合本人の家を売却してその費用を当てたいと考えるのが普通ですよねしかしこの時点で親が認知症の場合子供が家の売却手続きをすることはほぼ不可能です不動産の取引では名義変更の手続きを司法書士が行うことになりますがその過程で必ず不動産の所有者を目の前にして売却することに間違いはありませんかという意思確認が行われます本人が認知症でちゃんとした意思表示ができない場合売買契約を結ぶことができないんですこのような事態を避けるためにできる対策の一つが親の老いが気になり始めた時点で自宅の名義を子供に変えてしまうことですとはいえただ名義を変えただけでは贈与税が発生してしまいますこのようなケースでは相続時精算課税制度を利用します相続時精算課税制度は2000500万円までの贈与が一旦非課税となる制度のことですとはいえ完全にチャラになるわけではありませんあくまで課税を相続時に持ち越すだけで結局は親が亡くなった時に相続税として加算され課税されてしまいますそこでもう一つの方法が家族信託を使って名義変更する方法ですこれは信じて託すという名前の通り老後や相続に備えて家族の誰かに親の財産の名義を映し管理や処分をする権限を託すという財産管理の仕組みですこの仕組みを使えば親が認知症になっても家族が不動産の管理や処分をすることができるようになりますこれをやっておけばいざ親が認知症になり介護施設に入ることになった際にも家を売って入所のための資金に充てることができます親に持ち家がある方は是非早めに家族信託について検討してみてくださいというところで第3章をまとめておきますポイント1実の子供だからといって親の口座からお金を引き出すことはできないため親が認知症になった場合に備えて親のメインバンクの暗証番号を聞いておいたり満期が遠い定期預金を解約しておくと良いポイントに年間110万円の贈与が申告不要となる暦年贈与を用いて早いうちから相続税対策をしておく必要があるポイント3親が認知症になった場合不動産の名義変更が困難となるため相続時精算課税制度や家族信託といった制度を利用して早めに不動産の名義を子供にうつしておく必要があるいかがだったでしょうか本書は親が認知症になったら親が亡くなったらなどあまり考えたくはない内容ばかりでこうしてようやくしながらも少しブルーな気分になってしまいましたとはいえお家あはいつまでも元気なわけではありませんいつかは誰しもが親の財産について真剣に考えなければならない時が来るんです本当では第1章で触れた成年後見制度や第3章で出てきた家族信託として遺言書の作成などについてもとても分かりやすく詳述されていますこの動画を見て興味を持たれた方はぜひ本書を実際に手にとって親と一緒に読んでみてくださいここまで長らくご清聴ありがとうございました今日の動画良かったよという方はぜひぜひ高評価ボタンだけでもポチッと押して頂けますと励みになりより一層頑張れますのでよろしくお願いいたしますそれではまた次の動画でお会いできることを楽しみにしていますさようなら