【VOD電子書籍】『僕という心理実験~うまくいかないのは、あなたのせいじゃない~(妹尾 武治 [著])』の紹介【VOD電子書籍】

どもども、さむたろうです^^

動画配信サービス(VOD)で読めるおすすめの電子書籍や雑誌、漫画などを紹介しています。また、目的別にVODを選べるようにまとめた記事も載せているのでVOD選びの参考にしてくださいね^^

幸運と不運、成功と失敗、
すべては事前に決まっている。
だから、苦しむ必要はない。
――「心理学的決定論」という希望

『未来は決まっており、自分の意志など存在しない。』(光文社新書)の著
者による救済の書

私は九州大学の芸術工学研究院で、錯覚的な自己身体の移動感覚(専門用
語でベクションと呼ぶ)について研究している。知覚心理学を専門にした、
心理学の教員だ。
科学者がオカルト的な、宗教的な本、小説、フィクションを書いていいの
か? 現時点で、私はこの批判に対して明確で強い反論は持っていない。
ある人が見ればオカルトであり、非科学的であり、宗教的だと映るだろう。
一つだけ言えることは、私は教員であり心理学者だが、科学者ではないと
自覚している。もっと大事なことを学んでいるつもりだ。もし同業者が私
のことを迷惑に感じるなら、The Artist Formerly Known as Psychologist
と名乗ってもいい。
本書では、私が心理学的決定論を信じるに至った科学的な論拠ではない部
分、個人的な考えを自由に書いた。生い立ちなど個人的な背景についても
少し書かせてもらった。

 

さむたろう
『僕という心理実験~うまくいかないのは、あなたのせいじゃない』は、妹尾武治氏による心理学と人生哲学を融合させた一冊です。本書では、心理学的決定論という概念を通して、幸運や不運、成功や失敗がすべて事前に決まっているという考え方を紹介しています。著者は、自身が九州大学の芸術工学研究院で知覚心理学を専門に研究している立場から、この独特な視点を提案しています。読者は本書を読むことで、自分の意志が存在しないという考えに触れることができます。このアイデアは、一見すると否定的に映るかもしれませんが、著者は逆に、この考え方が人々に希望を与えるものだと説明しています。すなわち、うまくいかないことや苦しむ必要がないということです。著者はまた、自分の個人的な考えや背景についても語り、読者に親近感を抱かせます。この本は、心理学に興味を持つ人だけでなく、人生の悩みや困難に直面している人々にも勇気を与える一冊となっています。結論として、『僕という心理実験~うまくいかないのは、あなたのせいじゃない』は、心理学的決定論を通じて人生に新たな視点を提供し、読者に自分自身と向き合うきっかけを与える魅力的な一冊です。

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この動画は、心理学者の妹尾武治さんが書いた『僕という心理実験 ~うまくいかないのは、あなたのせいじゃない』を参考に、人間の根源的な謎や生命の本質を探る内容です。動画のポイントは以下の5つです。
1. 心理学的決定論の確からしさについて。自由意志が存在しないことが説明され、人間の行動は脳の決定論的なプロセスによって支配されているとされています。
2. 脳が世界を作っていることについて。
3. 私たち人間の本質について。
4. 生命の本質が情報であることについて。
5. 人間の宿命が世界にもたらすものについて、5つのポイントで解説されます。最後まで見ることで、私たちを動かすものの正体がわかるとされています。

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【文字起こし】(12613) 【人生変わる】人間の「宿命」がわかりました…生命の本質から見えてきた私たちを動かす力『僕という心理実験~うまくいかないのは、あなたのせいじゃない』by 妹尾武治(00:00) はいこんにちはシンプルライフです今回は 心理学者妹尾武春さんが書いた僕という 心理事件うまくいかないのはあなたのせい じゃないを参考にしながらこの世界の ハードプルブレムと言われている人類に とっての根源的な謎私とは何かを探って いきたいと思います 突然ですがあなたは人間に自由意志は存在 しないと断言されたらピンとくるでしょう か ぶっちゃけ少し前の私だったらなあにわけ のわからないこと言っちゃってるんですか 次にどんな行動をするかは全部自分が決め てますよと反論していたと思いますですが 背の高原さんの前兆未来は決まっており 自由意志など存在しない心理学的決定論を 読みさらに本書を読んだことで うわーマジか自由意志なんて存在しないか もっと強く思うようになりましたそして さらに本書を読み進め心理学的決定論を 追っていたらなんと人類がこれまで 数千年をかけて探求してきた 未だ解明できていない謎である 生命とは何か私とは一体何なのかが見えて きたんですというわけで早速ですが結論
(01:05) から参りましょう 生命の本質とは何か結論は情報ですは何 言ってるんですか 情報だけじゃこの私の体も脳も作れない でしょういや激しいツッコミありがとう ございます 全然意味わかんないですよねここから順番 に解説させてくださいというわけで今回の 動画では1心理学的決定論の確からしさに 脳が世界を作っている3私とは何か4生命 とは情報である5人間の宿命が世界に もたらすものの5つのポイントに沿って 解説していきます最後まで見ればあなたや 私を動かしているものの正体もわかっ ちゃいますそれでは行ってみましょう ポイント1心理学的決定論の確からしさ 心理学的決定論とは何か 以下本書からの引用です 我々には自由意志はなく暴走する脳は止め られない決定論的世界観が正解であり人間 は環境との相互作用によって刺激に対して 全自動的に行動を紡ぎ出されているような 存在である意思決定よりも先に脳が準備 原因を発しており外界からの刺激に対して
(02:11) 自動的に脳と体は反応を始めている医師は 事後的に付与される錯覚に過ぎない 陰陽終わりなぜそう言えるのかはこの チャンネルでも何度か紹介している リベット実験が代表的な実証事例です 手を上げようという意思を持った瞬間より も0.35秒前に手を動かす指令が準備 電位という脳波として出ていることが実験 で証明されており医師の遅れは否定し がたい結論となっていますまたアメリカの メモリー大学によるインディーズバンドの 主観評価の研究では医師や意識よりも先に 脳は本質を捉えていることがわかりました 被験者にインディーズバンドの曲を たくさん聞かせてそれを主観評価して考え つつ同時に脳活動を記録しましたその結果 曲の売れ行きと主観評価の結果は全く相関 しなかったのですが 嬉しいときに活動する脳のVである報酬系 その中でも特に即座格と呼ばれる場所の 反応と曲の売れ行きは優位な相関を示した そうですつまり意識的に評価しようとして も売れるバンドはわからないのに生物とし ての人間の脳活動シンプルに脳が報酬だと
(03:18) 感じた量は他の多くの人々にとっても同様 でありバンドの売れ行きを十分に予測する 指標になるということそんなのバンドに よってプロモーションの方法も違うんだし たまたまじゃないのと思うかもしれません がこれはあくまで一例で同様の結果が過去 の脳科学などの実験で 膨大な数積み重なっているんですこれらの 科学的な実験結果を見ると人間は環境から 得られる刺激の奴隷でありすべての行為は 環境と脳の相互作用で一つに決まっていく という話にも信憑性が出てきますよね さらに裏付けは続きますですあなたは 悲しいから泣くのではない 泣くから悲しいのだ楽しいから笑うのでは ない 笑うから楽しいのだというようなフレーズ どこかで聞いたことありませんかこれは 情動にまつわる心理学の重要仮説である ジェームズランゲ説というもの 刺激を受けて情動が歓記され身体変化が 起こるという順序ではなく 刺激を受けて先に身体変化が起こりそれの 認識として情動が成立すると考える施設先 に涙が流れそれを認識することで悲しいと いう情報がついてくるというのが正しい
(04:24) 道筋だという説であり現在 脳神経科学と生物学によってこの説の妥当 性が強く支持されていたりするんですそう 言われて見て私自身楽しいと思ってから 笑っているのではなく笑ってから意識が 楽しいと認識していることに気づきました あなたはどうですかとまぁこれ以外にも マクロ的決定論や神の数式の話など他にも たくさん決定論的世界観を裏付ける話が 本書と前兆に書かれているのでもっと知り たいという方はぜひ読んでみてください ポイントに脳が世界を作っている 妹尾さんに心理学的決定論への重大な ヒントをもたらしたのは妹尾さんの知覚 心理学者としての専門分野である ベクションでしたベクションとは資格刺激 によって駆動される 錯覚的な自己身体の移動感覚のことわかり やすく具体例を交えて解説します 例えば今あなたは停車している山手線の 座席に座っているとします ドアが閉じて走り出したと思ったらホーム の対面の電車が反対方向に動き出しただけ でまだ自分の乗っている電車は停止して
(05:28) いる状態だったという経験ありませんか他 にも車を運転していて信号で停止中にふと 信号から目をそらして考え事をしていたら 突然自分の車が後ろに下がったと感じ驚い たでも実際は信号が青になって隣の大型 トラックが自分よりも先に動き出したこと で起こった錯覚だったとか洗車機の中で 停止しているはずの自分の車が前に進して いるように感じてびっくりしたこともある かもしれませんこれを応用して椅子が揺れ ているだけなのに空を飛び回っているよう に感じるディズニーランドのスター ツアーズが作られていたり他にもUSJの スパイダーマンなどのアトラクションも VRゴーグルもベクションの応用です 動いていたのは太陽ではなく地球だという 地道説は今でこそ当たり前のこととなって いますが地動説は正しいと主張した コペルニクスガリレオの時代には人々に 全く受け入れられませんでした 当時の大半の人が地球が動いているなんて 思えなかったですでも動いていたのは点で はなく地球だった地球が太陽の周りを回っ ていた
(06:30) 瀬能さんの師匠である 伊藤裕之教授は 地動説は人類全体規模のベクションの発見 だったといったそうですこの言葉と ベクションの研究を通じてセノウさんは 我々には自由意志はなく環境からの刺激の 奴隷なのだという大きな発想の転換を得 ました 実は現実は私やあなたの自由意志にそこで 決まっているのではなくその逆かもしれ ない未来から流れてくるすでに確定した 現実を見て私が意思決定をしたから現実が こうなったと思っているに過ぎないんじゃ ないかという具合です 次にもう一つ 下限運動という知覚現象について紹介させ てください 例えば真っ白な画面の左端に図のように 黒い丸が描かれています次の画面では右端 に黒い丸が描かれていて左の黒い丸は消え ているこの2つの画面を交互に繰り返して みると黒い丸は左右に飛び跳ねて動いて いるように見えますこの時実際には物理的 には黒い丸の運動は存在しておらずただ左 にある右にあるを交互に繰り返している だけですよねでもこれを脳が見ると左右の
(07:34) 黒い丸は因果関係で結ばれ時間の流れが 生まれますなぜならの脳は過去現在未来と いう時間の流れの中に因果関係を感じて おり過去は現在の原因となり未来は現在の 結果となると思い込んでいるからこの例で は黒い丸が左端にある画面と右端にある 画面が交互に出現しているだけで世界は 事前に決まっていると言えるでしょうです が私たちの脳が黒い丸が左から右に移動し 次は右から左左から右へという感じで決定 している世界に対して勝手に時間の流れと 因果関係を見出しているわけです 目の前のリンゴを見る人がいなければそれ はそこにあるとは言えないリンゴはあなた のノート物理世界環境との相互作用の中に しか存在しません 優しいという心はどこにあるのか私たちに は行動のない優しさを世界の中に存在さ せることが難しくかすかな意味やまっすぐ な瞳など行動と身体に媒介されなければ 優しさは世界に現れませんつまり 優しさという心は物理世界環境と脳の相互 作用の中に存在すると言えます
(08:40) 急げ足でここまで来ましたが個人的解釈を 踏まえてまとめますと私たちの脳は環境 からの刺激を受けて反射的に指令を出して おり医師は後付けだった自由な意志によっ て行動し現実を作っているというのは錯覚 だった脳は目の前に起こった現象の中に 因果関係を勝手に見出し勝手に時間の流れ を感じている物質も心も目の前の物理世界 =現実とノートの相互作用によって生まれ ているつまり 脳の錯覚思い込み偏見のコミコミプランで 現実は作られていると言えそうです私と あなたそれぞれが今見ている感じている 現実は同じような気がしているけれど 実はメーカーは全く違っているというか 同じ価値がっているかは実際には絶対 わからないそれぞれが備えている語幹の 感度それによる錯覚の強弱持っている 思い込みや偏見それらを通して見えている 自分を中心とした現実のことを主観という のだと思いました ポイントさん私とは何か 脳が主観がこの現実世界を作っているいや やばいことが明らかになってきましたね
(09:46) 以前紹介した立花明さん著 スピリチュアルズ私の謎には私というのは 突き詰めれば無意識の傾向のことであり ビッグ5つの要素の組み合わせのことだ その無意識はおそらく自分が世界の中心に いて全てを想像したり消滅させたりして いると思っているとありふむふむなるほど と思っていたのですが 当時の理解はかなり浅かったまさにまさに そういうことなんだと妹キャリアさんの 本書僕という心理実験を読んで激しく納得 するに至りましたそしてさらにもう1本私 とは何かという人類始まって以来の根源的 な謎に迫ることができる仮説が本性に書か れていたのでご紹介します 慶應義塾大学の前の高橋教授の受動式仮説 私はこの仮説をリベット実験の応用版で無 意識がやってくれたことを意識は後付けで 受け取って記するだけであり自由意志の力 で体を動かしているというのは勘違いだと いう程度のものだと理解していましたが 本書にはより深いレベルの解説がされてい ましたこれを知れば私という存在が開発さ れた理由がわかりさらには私たち人間が
(10:52) なぜ自由意志という幻想を持ったのかも わかっちゃいますでは行ってみましょう いきなり結論ですが人間は近く記憶私の 順序で心を発達させました え順番逆じゃないまずはじめに私があって その後に他のものが発達したんじゃない のって思ってしまいますが 実は私が生まれたのは最後だと言うんです 原子の時代を生きた私たちの遠い祖先たち は日々の生存競争の中で目の前の存在は 自分にとって 敵か味方かを判別するために外界の情報を 的確に見定める能力を求められました すなわち近くが必要になったわけです 簡単に言えば例えば赤は敵青は味方のよう な感じで 外界を的確に捉える能力のこと5人たちは 敵は赤い見た目をしていると近くできる ようになったその次に赤い敵を見た際に 効果的に逃げるあるいは戦う必要があり ましたそのためには過去に出会った赤い敵 と今目の前にいる赤い存在と比較照合し 判別することが重要になってきますその 称号見本を脳内に保存し続ける能力が記憶
(11:58) です記憶には宣伝的記憶とエピソード記憶 の2種類があるのですが 宣伝的記憶は忘れやすくエピソード記憶は 強く定着されやすいという特徴があります 宣伝的記憶とは赤は敵であるという記憶 まあ言ってみれば学校で習ったとか本で 読んだことがあるくらいの記憶です一方 エピソード記憶とは私は昨日赤い的に襲わ れたという自分を軸にした記憶大好きな お母さんにビンタされたとか高校サッカー 最後の大会でpk戦にもつれ込み自分が PKを外したせいで負けてしまったとか 実際に自分が体験した記憶特に 感情と結局結びついている記憶は忘れたく ても忘れられないくらいの力がありますよ ね 宣伝的記憶は忘れやすくエピソード記憶は 強く定着されやすいんです私たちのご先祖 たちにとっては記憶という能力は今より もっと切実なものだったと想像できます 脳はこう考えました 生存確率を高めるためにはエピソード記憶 を持つ必要があるよなそのエピソード記憶
(13:01) を持つためには軸となる主人公が必要だな そして私という心の発達が必要になったと いうわけですつまり私という概念は エピソード記憶を持つために開発された ものだったと考えられますまとめると人間 は生存確率を上げるために外界を的確に 知覚する能力を獲得しそれを記憶する能力 を身につけさらにその記憶をより強く保持 するために私を作った私という概念は一番 後に発明されたものなんですそしてここ から 科学者の先人たち+妹さんはこんな推察を 展開しました人間は 法律の良い記憶によって生存確率が爆 上がりしたことに味を占めこの成功法則に 強く囚われもっと記憶の効率を上げようと トライし続けた結果私が肥大化房総化し 人類はすべての行動は自分自身で決めて いると 強く信じ始めてしまった本当は環境からの 刺激を受けて全自動的に行動が引き出され ているにも関わらず環境からの刺激とは 独立に自分の意志こそが自分の行動の
(14:05) すべてをコントロールしているという幻想 を抱いてしまったのだろうサバイバル時代 を生き延びるために開発された私が 左化するにつれて自由意志は強固な信念へ と変貌を遂げていったという話です ポイント4生命とは情報であるちょっと 情報量が多くなってきましたよねここまで 解説してきたことを一旦整理してみます 我々には自由意志はない人間は 環境との相互作用によって刺激に対して全 自動的に行動を紡ぎ出されているような 存在であるという 心理学的決定論 自由な意志によって行動し現実を作って いるというのは実は錯覚でした脳は目の前 に起こった現象の中に因果関係を勝手に 見出し勝手に時間の流れを感じているし 物質も心も目の前の物理世界=現実と ノートの相互作用によって生まれている それぞれが備えている五感の感度それに よる錯覚の強弱持っている思い込みや偏見 それらを通して見えている自分を中心とし た現実のことを主観と呼んでいてその主観
(15:09) 私という概念は 遠いご先祖の脳が激しい生存競争の中で 生き残るために開発したものだったそれが 次第に肥大化し本当は環境からの刺激を 受けて全自動的に行動が引き出されている にも関わらず自分の意思こそが自分の行動 のすべてをコントロールしているという 幻想を抱いてしまった可能性が高いとここ までの流れから考えるとそもそも私や あなたが認識している私ってただの概念で あり冷静に考えると実在のない幻想である ということになってしまいますよねさらに 言えば目の前の物理世界や環境は確かに 物質として存在していると私が感じる プロセスを見てみると 視覚聴覚嗅覚味覚触覚という 語幹を通じて得た情報が電気信号に変換さ れて脳に到達し私がその情報を統合して これはリンゴだと認識しているわけで確か に存在しているのはその五感を感じる身体 の期間と情報だけなのではないかと思えて くる吸い寄せられるようにアビダルム仏教
(16:12) の教えと同じ方向へと向かっていく錯覚を 覚えますではでは情報というキーワードを 握りしめて本書の内容に戻りましょう本書 の中でセノーさんはこんなことを言ってい ます 以下引用です 新世紀エヴァンゲリオンの主人公碇シンジ というキャラクターもそれを愛する女子も 1000年後の未来から見ると両者ともに 情報という形でしか世界に存在していない 例えば 武田信玄の軍師山本勘助は現在においても その実在が確認されていない本当にいたの かフィクションとしてのキャラなのかが 数百年後の我々には 判断がつかない状態で彼にまつわる情報 のみが存在している聖徳太子についても 同じ状態であり彼の実在性は議論の対象と なり続けている 引用終わり 現代の哲学の長時と言われている マルクスガブリエルは何らかの場に 立ち現われた情報は実在すると主張しその 場は多くの人が現実と呼ぶ物理的な空間で あっても脳の中空想であっても構わないと のことアートの世界でも変革が起こって おり男性用便器を泉として提示した
(17:17) マルセルデュシャン以降の現代アートでは ものに焦点を当てずそのものに託された 思想つまり情報こそが本体であるという 考え方が主流になっているそうです 妹尾さんは本書の中ですべての生命とは 突き詰めるとその本質は情報であり 情報こそが存在の本質であるとしています ドラえもんやちびまる子ちゃんは情報とし てどこかにある以上は実在するドラゴン ボールの作者鳥山明さんは今後数百年地球 が存在さえしていれば情報として存在し 続けるはずです 逆に言えば化石が見つかっていない誰も 知らない恐竜もいるはずで誰の記憶にも 残っていないその恐竜は果たして存在して いたと言えるのかつまり 情報を強く残すことが生きる 生き続けるということであり情報の維持を 促進することが人間の宿命でもあるんです なぜなら人間の不安や恐怖の根源をたどっ ていけばおそらく 死ぬのが怖いにたどり着くからではないか と私は考えました 生き続けるために死の恐怖から逃れるため
(18:20) に人は自己の情報をどうにかして残そうと するわけですここまでの話を統合すると 死ぬのが怖いというのはイコール情報とし て存在することができないのが怖いと 言い換えることができだから生きるために 生き続けるために本能的に自らの情報を 残す努力をしているつまり 情報の維持を促進することが人間の宿命で あると言えます ポイント後人間の宿命が世界にもたらす もの人間の宿命は自己の情報の維持を促進 することいやーすごい話ですよね 予想だにしなかった展開です最初に行った 場所がもう見えないくらい 遠くへ来てしまった感覚ですでもなんか この軸で考えるとこれまでの自分の行動が どんなに考えても意味不明だった過去の謎 行動もすべて綺麗につながって納得がいっ てしまいましたただ 実はこれで終わりじゃあないんですよ一番 重要な話が残っているんですそれは人間の 宿命が世界にもたらすものは一体何なのか という話人間は 試行錯誤の末に情報としての自分を強く
(19:24) 残す方法を発見しましたそれは めちゃくちゃ単純で誰かの記憶に残ること 他者の脳の中に情報としての自己のコピー を残すことですその方法には2つの戦略が ありました1つ目はより多くの人の脳に 残る方法です 情報を他社の脳に残すために人は言語や 芸術を生み出したのかもしれません 美空ひばりさんは 戦後の日本を励まし多くの人々を感動させ たからこそ彼女の情報は 多くの人間の脳に今も存在していますそれ どころかシステム彼女はAI美空ひばりと して新曲をリリースし情報を拡大し拡散し 続けていますまた2022年を持って コンサート活動からの引退を発表した香山 雄三さんが自らの発案で式を取って作って いる バーチャル若大将も生命は情報であると いう軸で考えると合点がいきます 瀬能さんは言います人間は本能的に芸術を 愛し自己の考えたことつまり自分の脳の 中身を他者に伝えたいとの事故を表現し たいと思うそれは他者の脳内に事故の情報
(20:29) をコピーしたいからなのだ2つ目の戦略は 誰か一人の脳に強く残る方法 子孫を残すことで自分の情報 DNAを伝播させるというのは一つの戦略 ではあると思うのですがでもそれだと じゃあなぜ自身の子供だけではなくDNA の共有のないパートナーを命がけで守ると いうようなことが起こるのかについては 説明ができません 同じように DNAの共有がないそれ後を命をかけて 守り愛する人がいることも説明できない この疑問に対して 相手の脳に情報として強く残ることが本能 であり生命の本質だとすれば理にかなった 行為だと納得がいきますその昔似た行動の ために死んでいった人たちが英雄として 祭りの場で崇められてきたことからも自己 犠牲リタイアは情報として他社の脳の中に 強く残るという目的につながっていること がわかりますよね瀬能さんは本性の中で 方法の維持を促進するために作られたもの それが愛だと書いていましたなんと大胆に そしてものすごく納得のいく
(21:33) スッキリとした形で愛を定義していました 孫悟空やベジータ桜木花道や宮城リョータ ONEPIECEのルフィやチョッパー鬼 滅の刃の炭治郎や煉獄さんも読者に強く 愛されているだからその存在はファンの 脳内に強く維持さね情報としてあり続ける 生き続けることができるわけですではここ までのことをビシッとまとめます私たちに 自由意志はなくこの世界で起こることは すべてあらかじめ決定している生命の本質 は情報で人間はその情報としての自分を 他者の脳の中に残すことを宿命付けられて いるそしてその情報の維持を促進するため に作られたもの言い換えると自分の脳内に 他者のコピーを取ること他者の脳内に自分 のコピーを取ってもらえるように 働きかけることそれ自体が愛と言われる ものであるだから すべての行動は思想としての私やあなたを 維持するために 勝手に自動的に起こっていてその全ての 根っこにあるのが愛であるということに なりますこれやばくないですか私たちを 動かしているものの本質は
(22:38) 愛と呼ばれるものでそれが様々な形で勝手 に表に出てしまっているだけだった 予期せぬ流れで 愛とは何かがわかってしまいましたで興奮 してるの私だけですかね 余談ですがプラネテスという個人的に めちゃくちゃ大好きな漫画があって クライマックスのシーンで 愛し合うことだけがどうしてもやめられ ないという言葉が出てくるんです めちゃくちゃいい言葉だなと思いつつも何 度読んでも最後にこの言葉が出てくる意味 がわからずもうかれこれ10年以上 モヤモヤしていたのですが 本書のおかげでようやく少しだけ理解する ことができた感じがあります 本書ではこの後も愛を大前提としてでも それでも悲しい出来事が起こってしまう 理由をそしてそれを受け入れる術をどうし ても受け入れがたいと感じてしまう東京都 の向き合い方を許しがたい自分を 受け入れる方法 様々なジャンルの様々な事例物語を 引き合いにしながら 愛を持って伝えてくれています最後の章で は瀬能さんご本人の過去を私には怖くて さらけ出せないようなことまでこれでもか
(23:42) というくらいさらけ出しており彼の今伝え なければならないことに対する態度や覚悟 が骨の奥の方に響いてくる感じがしました いやまとめながら心が震るべっ ぱなしでした骨太で読み応えがありこれ からの時代の必須アイテムとその使い方が 理解でき生きる勇気が溢れてくる最高の本 なのでぜひ手にとって読んでみてください 読んだ方の感想もお待ちしておりますぜひ コメント欄に書き込みお願いします今回も 最後まで見ていただきありがとうござい ましたそれではまた